男が社会で勝ち組になりたいなら必ず読みたい、人生の攻略本4冊

毎日競争で疲れるオトコ社会ですが、どうせなら勝ち組になってみたいものですよね。

もちろん、勝ち組になるためには日々の行動が欠かせないのですが、やみくもに行動するのも効率がよくありません。

今回は、勝ち組になるために必須の考え方を学べる、「人生の攻略本」とも呼べる名著を4冊ほどセレクトしてみました。

男社会のいろいろな側面で効果の高いものばかりですので、興味がでたらぜひご自分で手にとってみてくださいね!

勝ち組になりたいあなたにおススメしたい名著4冊

 

(1)大学で何を学ぶか(浅羽通明)

すでに就職されている方にとっては、「おいおい、今さら大学の話かよ」と思われるかもしれません。

ですがこの本、タイトルと大きく異なり、「大学でどんな学問をやればいいか」なんてことは一切書いていません。

その代わり、著者が言っているのは基本的に2点。

Point

・大学は自分が所属する「世間」でしかない。就職活動を有利に終えたければ、よりよい「世間」に属すことに加えて、大学での時間の使い方、自分を雇う「会社」へのアピールの仕方に知恵をしぼるべし。

 

・大多数の学生にとって、大学で教えている「学問」それ自体はあまり意味をもたない。ただ、学問という形で授けられるものを含めた幅広い「教養」というのは「考え方のカタログ」として有用だし、同じ「世間」に属した証としても機能する。

 

特に1点目の就職に対する考え方は、とりあえず会社に入ってしまったけどイマイチ自分と合わないな・・・と思っている人や、これから就職活動をしようとしている学生にはぜひ読んでほしいところです。

就職や会社の中での立ち回りは、そこでの「ゲームのルール」を知っているかどうかで大きく変わります。

この「大学で何を学ぶか」という本は、もっとも基本的な原則である「就職するとはどういうことで、大学までいったあなたに求められているものは何なのか」ということをリアリティをもって教えてくれる名著です。

1996年に初版された本ですが、20年以上経った今でも十分通用する本ですので、自信をもっておススメします。ちなみに、私は子どもにも読ませようと思って、3冊持ってます笑

 

(2)LIFE SHIFT(リンダ・グラットン)

この本の最もシンプルにして衝撃的なメッセージは、

Point
・これからの世界では、長寿化が進むことで人間は100年生きることが当たり前になる。

・今までの生き方のモデルだった、「教育⇒就職⇒引退」という3ステージはもう機能せず、これからはマルチステージの人生を考えないといけない。

ということ。

 

日本人は世界でもっとも長生きする民族と言われていますが、その日本人ですらだいたい80歳前後が平均寿命。

それがあと20年ほど延びるというわけですから、当然生き方も大きく変わります。

たとえば、今だと60歳とか65歳が定年退職ですよね。

今まではそこからあと20年くらいを年金暮らしで過ごすのが一般的な老後の生き方でしたが、それは果たして現実的なのでしょうか?

100歳まで生きるとしたら、お金のこと、仕事のこと、家族のこと、ありとあらゆる前提が根底から揺さぶられることになります。

そんな、これからの「100年人生」時代に、どうやって生き抜いていったらいいか。

LIFE SHIFTはそんな問いへの答えとなるひとつの可能性を提示してくれています。

少しだけヒントを言うと、「ひとつの働き方、ひとつの会社だけに一生頼るのはありえない」ということ。

これからの働き方に疑問を持っている人はぜひ読んでみてください。

 

(3)21世紀の資本(トマ・ピケティ)

少し前にベストセラーになったので、そのときに読まれた方もいるかもしれません。

この本も、分厚いのですがメッセージは至ってシンプル。

Point

・資本収益率(r)が経済成長率(g)より大きいと貧富の差が拡大する。

・歴史上、ほとんどの場合rはgより大きく、土地や株式などの「資本」を持つものと、「労働」により給与を得るものとの格差は拡大し続ける一方だった。

・格差は自然に縮小することなどなく、現代では格差は過去最高水準となっている。

 

「r>g」という、たった一つの等式がすべてを表しています。

これが男社会に生きる我々にどういう意味をもつか。

それは、

『”r”(資本収益率)の世界に一日でも早く参加しないと、永遠に勝ち組になれない』

ということです。別の言い方をすれば、「投資をせず、会社で働いているだけの人生に未来はない」ってこと。

今まで見て見ぬふりをしてきたこの事実を、著者のトマ・ピケティがこれでもかと膨大なデータをもって実証してくれています。

翻訳本は700ページ超の大作ですので、読み切れないかもしれません。

幸い最近はマンガのエッセンス本も出ていますので、この手の固い本が苦手な人はそちらで十分ですよ。

 

(4)ぼくは愛を証明しようと思う(藤沢数希)

最後は少し毛色の違う本を1冊。

男社会の中で、仕事のほかに避けて通れないのが「モテ」の話。

どうせなら、モテないよりモテたほうがいいに決まってますよね。

その「モテ」に関するさまざまな理論をまとめた、「恋愛工学」の第一人者である藤沢数希氏の小説です。

心理学や動物行動学などといった学問をベースにして作られた「恋愛工学」の知見をふんだんに使い、モテとは縁遠かった男が一躍、恋愛の世界で大活躍していく・・・というシンデレラストーリー(?)的なお話です。

ただ、フィクションでありながら、小説の中に出てくる理論や戦術は今すぐ実際に使えるものがたくさんあります。

 

もともと藤沢氏は理論物理学者でもあるせいか、小説の中には公式も出てきます。

ポイントと言っていいかはわかりませんが、たとえば

Point
モテ=試行回数xヒットレシオ

というのは知っておいて損はないでしょう。

モテの世界で勝ち組をめざすなら、一度は読んでおきたい本なので一緒におススメしておきます。
(※とはいえ、あんまりムチャはしないように!)

※こちらも、小説が苦手な方はマンガでどうぞ。

まとめ:ゲームのルールを知り、ライバルを出し抜こう

ここに挙げた4冊に共通するのは、世の中の「ゲームのルール」と、それに基づいていかに効率よくゲームをプレーするかということです。

競争の激しいオトコ社会で生き抜くためには必須ともいえる知識を網羅したものばかりである一方、全部を読んでいる人はほとんどいないはずです。

ぜひ時間があるときに、どれか1冊でもいいので読んでみてください。

きっと、あなたの人生を豊かにするヒントが隠れているはずですよ。

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