男社会はストレス社会。メンタルヘルスを自分でケアする方法教えます

バブルの頃の「24時間戦えますか」なんてもう過去の話。

今時そんなこと・・・と思う一方で、いまだに我々男性は四六時中なんだかんだで競争にもまれ、日々ストレスをため込んでますよね。

 

その結果、日本ではなんと111万人もの人がうつ病のために病院に行っているというデータがあるんだそうです。

明日は我が身。

もはや現代人にとって、ストレスに対処するのは個人レベルでも必須のスキルと言えるでしょう。

 

この記事では、ストレスの多い男社会で生きるあなたのために、「自分のメンタルヘルスを自分で守る方法」をお届けしたいと思います。

 

この記事を読んでいただければ、つらい職場で心折れそうになったときにも、メンタルヘルスを害することなく対処できるようになりますよ。

 

ストレスっていいもの?悪いもの?

これだけうつ病をはじめとするメンタル不調がクローズアップされるようになると、どうしても「ストレス=悪者」と決めてかかりたくなるのが人情です。

 

ですが、実は学問の世界では「ストレス」という言葉じたいは本来、それほど悪いものとして認識はされていないのです。

ストレス学説を作ったハンス・セリエというハンガリーの学者がいます。

彼はストレス反応を「外部環境からの刺激によって起こる歪みに対する非特異的反応」と定義しています。

 

難しい言い方をしていますが、要は

ストレスというのは環境の変化や刺激による影響であって、それに反応するのは人間としてごく当たり前(非特異的)のこと

という意味です。

 

また、ストレスはそれ自体がいい、悪いというものではなくて、問題なのはストレスによる心身への刺激が強すぎるか弱すぎるか、ということなのだと言われています。

 

ストレスレベルが適正かどうかが、メンタルヘルスにも影響する

よく、「刺激がなくて退屈だ」なんていいますよね。

それ、言い方を変えると実は、「ストレスがなさすぎて心も体も反応しない」っていう意味なんです。

ヒマすぎてボーっとしてしまうのは、ストレスレベルが低すぎるのが原因なんですね。

 

一方で、危ないのはストレスレベルが高すぎる場合です。

刺激があまりに強すぎて、心と体が耐え切れなくなると、自律神経のバランスが崩れたりして様々な症状が出てきます。

 

うつ病は心の風邪、と言いますが、実はその前には頭が痛い、眠れないなど、様々な体への影響もあるので、調子が悪いな・・・と思ったときはまずストレスによる「刺激の強さ」に目を向けることが大事です。

体に悪影響が出るレベルの職場なら、まずは無理をせず一旦ストレスの強さをコントロールする手を考えましょう。

 

高ストレスな職場環境でもメンタルヘルスを維持するには?

このように、ストレスは外部からの刺激によるものだ、という見方がある一方で、ストレスを増幅させたり、あるいは軽減したりするのはストレスを受けるあなた自身の「感受性」や「とらえ方」も影響しているという考え方があります。

こうした自分の内面に目を向けることで、たとえ高ストレスの環境におかれてもうまくやりすごすことができるようになれるのです。

 

例えばですが、上司から「今年は新規契約を〇件増やせ!」と言われたとしましょう。

こういう場合、ストレスからメンタルヘルスがやられやすい考え方とやられにくい考え方があります。

メンタルがやられてしまいやすいのはストレスがかかったときに基準を他人においてしまう思考パターンの人。

「上司に認められたい」とか「この目標をクリアして、周りのみんなから褒められたい」といった考え方に陥ってしまう人のことです。

このパターンに陥ってしまうと、自分の評価を外部にゆだねることになってしまい、常にその評価に対する不安や恐怖に心が支配されることになってしまいます。

ストレスが大きい職場でメンタルヘルスを保つコツは、できるだけものごとの基準を「自分が対処できること」や「自分で見通しが立てられること」に置くことです。

先ほどの上司からの指示の例でいえば、「認められたい!」と思うのではなく、「とりあえず、どういう方法でどのくらいの量をこなせばいいか」といった、現実的な行動レベルの話に集中するとうまくいく可能性が高いです。

 

「うまくいかなかったらどうしよう・・・」という不安にとらわれず、まずは「何からやりますかね」というマインドをもつことで、高ストレスな環境でもしなやかに心身の健康を保つことができますよ。

 

MEMO

参考までに、ストレスマネジメントやメンタルヘルスに興味のある方には2冊ほどおすすめの本をご紹介します。

理解が深まると思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

まとめ:ストレスそのものではなく、その強さと受け止め方が問題!

ストレスは本来中立なものである、というところから、刺激があまりに強い場合のメンタルヘルス維持の方法は「感受性」や「とらえ方」を変えることでうまく対処できる、という方法があることをお伝えしました。

もし、これでもうまくいかないという場合、あなたはその職場で尋常ではないレベルのストレスにさらされていると思ったほうがいいでしょう。

 

その場合は、転職するなどして心身に異常をきたす前に元からストレスを断ってしまうに限ります。

あるいは、いっそ独立してしまうのもいいかもしれません。

いずれにせよ、この記事を読んでくれたあなたがストレスとうまく付き合い、自分のメンタルヘルスをいたわることができるようになれば幸いです。

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