オトコは、世の中すべて競争だと思っている、って話。

男の社会ってめんどくさいなあ、と同じ男ながら思うことがよくあります。

この記事を読んでくれているあなたも、常日頃感じていることではないでしょうか。

 

なぜこうも、男の社会ってやつは面倒なのか?

実はその答えは意外と単純で、「男は、すべてが競争であると思っている」からなのです。

 

職場や学校の中で生きづらさを感じている男性諸氏、あるいは男だらけの環境でひとりがんばっている女性の皆さんに、男社会を形作っているこうしたマインドセットを理解してもらえれば幸いです。

 

この記事を読めば、男社会の「ゲームのルール」とその中での処世術が今までよりよくお分かりいただけるでしょう。

 

男は生物学的に、競争せずにはいられない

人間の進化の歴史からも、男が競争に明け暮れざるをえないことが証明されています。

原始時代から、男は食べ物を得るため、動物を狩ったりして暮らしてきました。

当然、猛獣などと戦うケースもあったでしょうが、狩りの獲物自体も限られているので、だれが先にその獲物を倒すか、争奪戦になったことは想像に難くありません。

 

その後、少し時代が下って集団生活をするようになってからも、男のやることといったら、やれ他の部族との闘いだの、領地の取りあいだの、侵略した、されただのと、言ってみれば命がけの「競争」ばかり。

こういう暮らしを何千年も続けてきている男にとっては、競争は「負けたら死ぬ」くらいのインパクトがあるものなのです。

 

日本の男の競争は、学歴からはじまる

さすがに現代では、血みどろの「競争」をすることはほとんどなくなりました。

その代わり、お金や地位をめぐる、経済という名の「競争」に男は日々奔走しています。

 

経済力を得るための競争の第一歩が、子どものころからの教育。

すなわち、他の男よりも優れた学歴をえるための競争です。

「受験戦争」とはよく言ったもので、今の日本においてもまだまだ、どの程度の学歴を得られたかというのがその後の経済力をある程度決定する重要な要素ですね。

なので、多くの男性はこれに血道をあげて取り組みます。

そして、この傾向はしばらくなくなることもないでしょう。

学校の内部でも男はまた競争:スクールカーストの存在

では、同じ学校の中ではどうか。これまた、男はいろいろなところで競争を繰り広げています。

その典型的な例がスクールカーストでしょう。

 

面白いのは、スクールカーストの競争原理では、学力はあまり問題にならないことです。

そのかわり、容姿や運動能力、口のうまさといった、どちらかというと個人の生物的な特質で争っているのがポイントです。

 

女子にもスクールカーストはありますが、社会人になっていくにつれてその影響は少なくなっていって、最後は「過去の苦い思い出」となるパターンが多いのではないでしょうか。

一方で、男の競争は手を変え品を変え、青春時代を過ぎても続いていくのです・・・。

 

就職も競争。そして、就職した男を待つのは出世競争。

学校を卒業して、就職活動をするのもこれまたひとつの大きな競争です。

みんな血眼になって、少しでも有名な会社、給料のいい会社、世間体のいい会社に殺到しますよね。

「就職偏差値」なんていう言葉はそのことを如実に物語っています。

 

で、やっとこさ就職したと思ったら、今度は「出世争い」に明け暮れるのが世の男性の悲しい性です。

悲しいかな、これまでの競争と違って、ひとつの会社に社長のイスはひとつしかありません。

そのため、出世争いは下手するとスクールカーストをも超える熾烈さになることがあります。

会社ではいい歳したおっさんたちが、日がな一日、持てるリソースをすべて投入して、他の連中よりどれだけ偉くなったか、評価されたか、という競争をやっています。

その中でちょっと早く出世した人には容赦なく「あいつはうまくやった」という嫉妬の矢が飛んできたりして、下手すると容赦なく引きずりおろされたりもします。

うがった見方をすると、日本企業はサラリーマンの嫉妬でまわっている、といっても過言ではないでしょう。

まとめ:競争がやめられない男社会とどう付き合うか

男社会は競争社会。

どういうことで張り合うかはいろいろありますが、とにかく何かで勝たないとダメだ!という大多数の人で成り立っています。

何かにつけて張り合うのが日常茶飯事なので、平穏無事に過ごしたければ相手のプライドを刺激しないのが一番。

冷静に「この人の競争原理は何か?」を見極めていくと、人付き合いもぐっとラクになるでしょう。

 

一方で、四六時中こんな社会に首までつかっていると、ふとした瞬間に、「オレはいったい何やってんだろう・・・」なんて思うこともありますよね。

また、それはあなたにとって、自分を見つめなおす絶好のチャンスかもしれません。

独立して自分らしい道を行くもよし、転職してもう少し平和な職場を探すもよしです。

ぜひ、あなたらしさを大事にできる場所を探しましょう。

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