「嫉妬」という字は両方ともなぜか「女」へんですが、実際のところ男も相当嫉妬する生き物です。
むしろ男性のほうが始末に負えない、なんていうことすらありますよね。
職場にいると、そう思うことってないですか?
会社に渦巻く男どうしの嫉妬は、時としてとてつもない大問題に発展します。それが原因で心身の健康を害したり、キャリアが台無しになってしまう人は後を絶ちません。
この記事では、そんな「男の嫉妬」を、女性の嫉妬と比較しながら深堀りしていきたいと思います。
男社会で生きぬくためには、男の嫉妬を理解するのはとても重要。
この記事を読めば、地雷原のように広がる男の嫉妬をうっかり踏むこともなくなりますよ。
Contents
女の嫉妬とはまた違う、男の嫉妬の独特な特徴とは?
男社会の中で見られる嫉妬には、女性とは違ったある特徴があります。
実際に会社で経験されて、心当たりがある方もいらっしゃるかもしれません。
一言でいうと、「男はきっと、女の人以上に嫉妬の対象が広い」のです。
男は、同僚だけでなく部下にも嫉妬する
通常、嫉妬というと自分と同じくらいのレベルだと思っていた人が、自分を出し抜いたと感じるときに起きるものです。
それは男性でも女性でも共通する現象だと思いますが、男の嫉妬は上司から部下に対して向けられる場合が結構あります。
普通に考えたら、自分の部下が優秀で活躍してくれるなら、めぐりめぐって自分もラクになるのでいいんじゃないか、と思うのですが、むしろ実際は逆。
自分の部下だからこそ余計カチンとくる、という経験のある男性は意外と多いものです。
なまじ上下関係ができているだけに、その境界線を壊して自分の社会的地位を脅かされると感じると、たとえ部下であっても途端に嫉妬の対象になってしまうというわけです。
上司がこうなってしまうと部下は相当タイヘンな目に遭うのは確実。
世に言う「クラッシャー上司」というのは、実は嫉妬のカタマリなのかもしれませんね。
男は女にも嫉妬する
男女に上も下もない、ということは最初に誤解のないよう申し上げておきたいのですが、あまり女性が男性に嫉妬した、という話は聞かないですよね。
ところが、これが逆になると話はまったく変わってきます。
男はなぜか、女の人に対してもよく嫉妬します。
職場で優秀な女性に対して、やっかみや悪口を言うのはどちらかというと男性が多いくらいではないでしょうか。
「あいつは女を武器にして出世した」
「ちょっと成果が出たからって、調子に乗られてもね」
などなど、ややもするとセクハラにすら受け取られそうなことを平気で言ってしまう男性は多いものです。
男の嫉妬というのはこのように、ある意味で平等というか、自分の上を行こうとするものには何でも敏感に反応してしまう習性があるのです。
男は嫉妬を言葉に出さず、一人でためこむ
職場でよくある女性の嫉妬は、嫉妬の対象となる人のことを他の女性がグループになってあれやこれや悪口を言う・・・というイメージがあります。(勝手なイメージですいません)
これに対して、男性はそもそも嫉妬を口に出すことはあまりありません。
が、思いっきり態度に出るので、はたから見ているとすぐにわかります。
もう少しつぶさに観察すると、男の嫉妬というのは、当の本人が明確に自覚していないケースも多いです。
何だかアイツを見ているイライラする・・・というのは実は嫉妬の表れだった、ということがよくあります。
また、女性と異なり、男性はあまり徒党を組んで特定の人に対する嫉妬を共有するということはありません。
よほど利害が一致するのであれば別でしょうが、男性からすると自分がだれかに嫉妬している、という事実すら受け入れがたいものですし、ましてやそれを第三者に話すなどというのは論外です。
ただし、同じような嫉妬を抱えている人がたくさんいると、結果として集団でのいじめに発展することもあるので非常に厄介です。
男の嫉妬の根底にあるのは、競争心と不安だ
男の嫉妬が女の嫉妬とは少し質の異なるものであるということがお分かりいただけたかと思います。
結局、何が男の嫉妬を特徴づけているかというと、「競争心」と「不安」です。
男は太古の昔から、何かにつけて争いごとで勝ち続けることを義務付けられてきました。
会社というひとつの組織においても、その競争心はしっかり温存されています。
だから、たとえ女性だろうか部下だろうが、自分の地位を脅かす可能性が少しでもあるものは「競争相手」として嫉妬の対象になるというわけ。
これとあいまって、嫉妬をする男は基本的に「いつか負けてしまうのではないか」という不安にさいなまれています。
その不安をうっかり刺激してしまうとあっという間にあなたは「嫉妬の対象」となり、いろいろな攻撃にさらされることになってしまうのです。
男の嫉妬をうまくかわす方法3つ
女の嫉妬とはまた違った男の嫉妬をうまくかわすためにはどうすればいいのでしょうか。
自分は相手の脅威でないことを示す
最も効果的なのは、「ボクはあなたの脅威になるつもりはありません」というのを何かにつけてアピールすることです。
男の嫉妬を誘発する、競争心や不安をできるだけ煽らないよう、あえてバカなキャラを演じてみてもいいですし、できれば嫉妬しそうな上司・同僚に「あなたたちのおかげです!」と花を持たせられるようになれたらベストですね。
どっちにしても、だれかを出し抜きたくて成果をあげたわけじゃない!というメッセージを発することは嫉妬から身を守る上で極めて有益です。
嫉妬して張り合ってくる人には逆らわず、おだててみる
中には、もっと露骨に「オレのほうがすごい」みたいにマウンティングをしてくる人もいるかもしれません。
そういうときは、決してムキになって言い返すことなく、黙って聞いておくに越したことはありませんよ。
むしろ、マウンティングをチャンスととらえて、うまくおだてておけば逆に嫉妬してくる人を味方につけられるかもしれません。
嫉妬の原因となりそうな情報は極力出さない
嫉妬する人にとって、何がきっかけになるかを事前に予測することは難しいものです。
何せ、相手はいろんなことに嫉妬してきますし、何がトリガーなのか自分でもよくわかっていないことさえあります。
仕事の他にも、たとえばあなたに彼女ができたとか、だれかに褒められたとか、特定の同期と旅行に行く予定を立てていたとか・・・。
このような、嫉妬の原因となりそうな情報はできるだけ自分からは出さないほうがベター。
自ら嫉妬のきっかけを与えないよう、嫉妬深い人がいる場合には普段の言動に気をつけましょう。
職場での男の嫉妬がどうしても耐えられないときは
そうは言っても、何だか「出る杭は打たれる」文化が染みついてしまっている会社って、そもそもどうなの?と思われるかもしれませんね。
男の処世術としては、一歩引いてサラリとかわすのが一番なのですが、ものには限度ってものもあります。
あまりにまわりからのやっかみがひどいなら、いっそ転職してしまってはどうでしょう。
人間、自分と近いレベルの相手には嫉妬しやすいという傾向があります。
転職によって、今の会社より明らかに待遇がいいところに移ってしまえば、もはやぐうの音も出ないでしょう。それに、当然嫉妬する声も聞こえなくなりますしね。
転職サイトのリクナビNEXTは無料で登録できるのに加え、最初から個人情報を事細かにいれなくても大丈夫。
一方で、大手のリクルート系列だけあって求人数はトップクラスです。
匿名のまま登録もできますし、当然お金もかかりません。
人間関係の悩みは尽きないものですが、環境を変えると一気に解消することもありますので、まずは気軽にのぞいてみてはいかがでしょう。
まとめ:男の嫉妬はタチが悪い。早めに手を打とう!
悲しいかな、競争に縛られている男たちは、本当にいろんなことに嫉妬します。
しかも、自分の存在が脅かされているという恐怖から必死に自分を守ろうとするあまり、思いもよらない手段に出てくることもあるのです。
もし、運悪くあなたがそんな「男の嫉妬」の対象になってしまっていたら要注意。
本記事の処世術をうまく駆使して、いち早く難を逃れましょう。
コメントを残す