どんな職場にも必ずといっていいほど存在する、「話を盛る男」。
100%ウソをついているというわけでもないのですが、黙って聞いていると、それはちょっと大げさだろ・・・ということをしゃあしゃあと言ってきます。
個人的な話だけならまだしも、仕事に関係するところまで話を盛り出すと、まわりの人も困っちゃいますよね。
どこからどこまでが本当なのか、どの程度信用していいのかわからないので、最悪の場合仕事に支障をきたしかねません。
そんな「話を盛る男」のよくある心理と、うまくあしらうコツについて解説しています。
この記事を読んでいただき、「話を盛る男」に振り回されないコツを身につけましょう!
Contents
話を盛る男が持つ、隠れた心理とは?
自分はほとんど携わってないプロジェクトを、さも自分が責任者であるかのように言ってみたり、自分が取ってきた契約の数字を水増しして他人に話したり・・・。
聞く人が聞けばすぐわかってしまうような、大げさな誇張をちょくちょくしてしまう男にはどのような心理が働いているのでしょうか。
端的に言うと、こういう人達は大なり小なり「虚言癖」があるといっていいでしょう。
ここではそうした「話を盛る男」の虚言癖の裏側をのぞいてみます。
常に自分を話題の中心にしたい
話を盛る男は基本的に、常にみんなから注目されたい!褒められたい!という欲求を抱えています。
そのため、スキあらば自分の武勇伝をこれでもかと語ってきますし、周囲の関心をひくために話自体も面白おかしくアレンジします。
人間には大なり小なり「承認欲求」というものがあるので、まあ誰しも多少はこういう経験はあるでしょう。
ですが、「話を盛る男」の場合、あまりに承認欲求が肥大化しているので、大げさに話をするのが常態化してしまっているんですね。
ひどい場合は、他人が話しているのにさらにかぶせて自慢話をしてくることもありますね。
この手の「話を盛る男」はマウンティング病も併発しているのでさらに要注意と言えるでしょう。
その場しのぎ
大げさに話をする男にありがちなのが、
「その場が楽しければいい」、「その場さえなんとかしのげればいい」という心理。
裏返すと、あまり自分の発言に責任をもたない人だ、ということになります。
そのため、何かの拍子に話を盛っていたことがバレると、
「あれ、オレそんなこと言ったっけ?」とシラを切ったりします。
素直にこういう人の話を鵜吞みにしてしまうと、後からハシゴを外される可能性が高いので気をつけましょう。
実力はないが出世欲だけは人一倍
理想と現実のギャップが大きいのも、話を盛る男の特徴のひとつです。
あまりに自己イメージがよすぎるため、
「オレはもっとできるはず」
「オレは偉くなって当然」
といったように、かなり自己認識能力を欠いているところがあります。
そのため、実力は伴わないのに出世欲だけは一人前。
ただ、そのままでいくと出世できないことは自分でもうすうす気づいているため、理想と現実を埋める手段として話を盛ってしまう・・・ということがあります。
話を盛る男に悩まされたくない!今からできる対処法3つ
近くに話を盛る男がいると、こっちのペースは乱されるし、不愉快にもなって仕事にも差しさわりが出てきますね。
そうならないための対処法を3つ解説します。
基本は「取り合わない」
話を盛る男は他人の関心を買うことが目的のひとつ。極端な話、聞いてくれればだれでもいいのです。
そのため、話を盛る男がいつものようにウソの混じった話をはじめたら、他のことをはじめるなり、席を外すなりしても大丈夫です。
聞いてるだけ時間のムダですし、向こうは誰でもいいから話せればいいので、わざわざあなたが好き好んでその場にいる必要はありません。
これを2,3回繰り返すと、向こうも「コイツには通用しない」ということがインプットされるので、それ以上深追いしてこなくなりますよ。
それとなく質問して話の裏を取る
あまりにしつこかったり、自分がなぜか話を盛る男のターゲットになっている・・・と言った場合はどうすればいいでしょうか。
この場合、あえて逆に事細かに質問してみましょう。
その間にボロが出ることも多々ありますが、いったん最後まで話をさせて、あとでこっそり第三者に事実確認をしてみると効果的です。
別に、面と向かって「オマエ、この間の話まるっきりウソじゃん」という必要はありません。
事実確認した時点で、訊かれた第三者も「ああ、そういうことか」と分かってくれます。
それ以上あなたが親切に指摘してあげなくても、話を盛る男の評判は勝手に落ちていくので心配ご無用ですよ。
周囲にたくさん人がいるときは、あえて「大人の対応」
たくさんの人がいるときに大げさな話をしたがるのも「話を盛る男」の特徴ですが、こういうときに矛盾を指摘したりすると、あなたの評判も一緒に落ちてしまいかねません。
この場合はグッとこらえて、わざと彼に話を合わしてあげましょう。
そうすると向こうは気分がよくなってどんどん話しだすでしょうが、それも作戦のうち。
周囲の人たちもバカではありませんから、遅かれ早かれ「あ、コイツ相当盛ってるわ・・・」と気づきます。
あえて「大人の対応」をすることで、「アイツの話につきあってあげて偉いね」とあなたの株は上がります。
「話を盛る男」がのさばる職場にウンザリしたら
不幸にして、「話を盛る男」が幅をきかせている職場に配属されてしまったり、彼らのマウンティング攻撃が止まらず、周囲も助けてくれなくて、もうやってられるか!と思うこともありますよね。
そういう場合は、自分の中だけでストレスを溜め込んでもいいことはないですし、その程度の職場ならもういいや、とさっさと見切りをつけて次の職場を探すのも手です。
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人間不信になってしまう前に、いっそ今の不快な人間関係ごとリセットしてしまうとスッキリしますよ。
仮に今すぐ転職しないまでも、登録だけしておいて虎視眈々とチャンスをうかがう・・・とうのもアリです。
それであれば何のリスクもないですよね。ほんのちょっとしたことですが、これで未来が大きく変わるかもしれません。
まとめ:弱い犬ほど、よく吠える。
話をやたら誇張してしまう男の裏には、自信のなさや肥大化した承認欲求など、大人になりきれていない心理が見え隠れしています。
そんな心の弱さの表れであることを踏まえて、一歩ひいた感じで対応すれば、「話を盛る男」に対するイライラも多少は軽減されますし、職場も過ごしやすくなるのではないでしょうか。
「弱い犬ほど、よく吠える」
盛られた話にイラっときたらこのフレーズを思い出して、心のバランスを取りましょう。
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