異常残業になってしまう職場の特徴まとめ。残業代はきちんと請求しよう!

今日も残業お疲れ様です。

最近、帰るのがやたら遅くなった・・・   とか、
いつも退社するのは日付が変わってからだ・・・

という辛い部署にお勤めの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

働き方改革ってやつはどこへ行ってしまったんだ、と嘆きたくもなりますよね。

 

私も、つい2年ほど前までは平均退社時間が深夜0時前後という、異常残業職場に身をおいていました。

ホントにイヤでイヤでしょうがなくて、さすがに体がもたないので異動したい、と申し出たせいか、幸いにして私自身は1年ほどで解放されました。

ですが、今でもそこの職場の実態はまったく変わってないようです。

今回は、そんな異常残業が発生しやすくなってしまう職場の特徴と、その背後にある心理にせまってみたいと思います。

この記事が少しでもそうした異常残業の魔の手からあなたが逃れる助けになれば幸いです。

異常残業になりがちな職場によくある特徴3つ

異常残業になってしまう職場には、そりゃそうだ、というパターンがあります。

主な兆候としては以下の3つです。心当たりありますか?

業務量を無視した、無理な人員配置

異常残業が起きるもっとも分かりやすい原因のひとつは、そもそも与えられた仕事量に対して、人員が足りていないということです。

最近は人手不足もあったり、職場の高齢化が進んでいることもあって、人の補充ってなかなかされませんよね。

一方で、会社は会社で、できるだけ人件費を圧縮したいこともあるので、ますます今いる戦力で何とかしろ!という流れが加速しています。

仕事は待ってくれませんから、こうなってしまうといる人がしゃかりきになって仕事をこなすしかなくなります。結果、毎日とんでもない時間まで残されるということに。

そうこうしているうちにだれかが倒れたりして、余計みんなの帰りが遅くなる・・・というパターンです。

業務を見直さず短期的な成果ばかり追っている

仕事の効率化を図ったり、業務分担の見直しをしたり、頻発するトラブルの原因究明をしたりするのは割と手間のかかることです。

本来、一回ゆっくり時間をとって着手できれば、劇的に仕事の能率が上がってみんな早く帰れるようになったりするものなのですが、たとえば営業の部署で毎日の数字に追われていたりすると、のんきにそんなことしていられない!っていう空気が漂いますよね。

 

ですが、そうやって短期的な目標ばかりに気を取られていると、いつまでたっても抜本的な仕事のやり方の改善ができないまま。

生産性を高めることができないので、結局個人の労働力頼み、ということになって残業は減ることはなく、みんな徐々に疲弊していくのがオチです。

上司が遅くまで帰らない

これも典型的な異常残業職場の光景ですね。

上司が仕事大好き人間だったり、あるいはパワハラの気があったりすると、とてもじゃないですが先に帰ることができなくなってしまいますよね。

こうした上司がいると、

「お前、もう帰るのか?」
「仕事に対する真剣さが感じられないな」

といった言葉が飛んでくることもしばしば。

私が体験したのがまさにこのパターンでした。

 

上司は典型的な「昭和の男」で、何かと言うと夕方以降にミーティングを入れたり平気でする人でしたね。

また、「オレが若いころは、終電で帰るのが当たり前だった・・・」

などと武勇伝を話しだしたりして、ただでさえ遅い帰りがますます遅くなる始末。

下手すると話に付き合っているうちに終電すら逃してしまう、なんてことも。

それに、たまに早く帰れそうかというタイミングがあると、そういうときに限って平然と仕事を丸投げしてくるので、たまったものではありませんでした・・・。

そもそも、この手の上司は部下を残業させるのは悪いことだとまったく思っていませんし、残業自体も「やって当然」という感覚です。

上司の性格的な問題は根が深いので、早めに対応策を考えておくに越したことはないでしょう。

異常残業がもたらす、恐ろしい弊害とは?

異常残業が続くと、本当に心身にいろいろな悪影響が出てきます。
中にはそれがさらに残業を呼ぶ可能性すらあるので要注意。

残業が多すぎて、思考停止してしまう

あなたも経験ありませんか?

あまりに疲れていると、まるでゾンビのように思考が停止してしまい、ただひたすら目の前のことをこなすだけになってしまうという現象。

残業続きで睡眠不足になったりすると、人間の思考力は急速に低下します。

実際、ペンシルバニア大学とワシントン州立大学が共同で行った実験によると、6時間未満の睡眠が2週間以上続いただけで、認知能力や注意力と言った人間のパフォーマンスは2日間連続の徹夜明けと変わらないくらいまで低下するんだとか。

なお恐ろしいことに、自分のパフォーマンスが落ちていることにすら気づけなくなるというのですから、残業続きは百害あって一利なしですね。

誤った責任感から「長時間残業こそ会社への貢献」という誤解が生まれる

先ほどの思考停止とも少し関連があるのかもしれませんが、残業が当たり前になってくると、逆に「残業しないほうがおかしい」という理不尽な考え方が職場に蔓延することになりかねません。

特に、職場にマウンティング大好きな連中がいるときは要注意。

どこの会社でもいると思いますが、

「いやー、オレなんて昨日も〇時間しか寝てないよー」

とドヤ顔でのたまう同僚がいるとこの傾向に一層拍車がかかります。

異常残業が他の人や部署に「伝染」する

人材サービス会社のパーソルグループという会社と立教大学の中原淳准教授が合同で行った調査によると、若いころから残業に慣れ親しんでしまっている人が上司になった場合、自分の部下にも同じように残業をさせてしまう傾向があるんだそうです。

そして、新卒時に「残業が当然」という職場で育った上司についてしまった部下は、そうでない上司についた場合とくらべて、残業がだいたい1.5倍くらいになるというデータ(※)が出ています。

(※出典:「パーソル総合研究所・中原淳(2017)長時間労働に関する実態調査」

もうこうなると、残業というのは一種の感染症といってもいいレベルですね・・・。

異常残業職場で本当に辛い人は、せめて残業代をもらおう!

異常残業が当たり前になっている職場や会社で、ずっと働き続けたいなんてきっとだれも思わないですよね。

しかも、大抵の場合は「サービス残業」の名のもと、残業代すらもらえないというのがなかば常識ではないでしょうか。

最近では特に「名ばかり管理職」や「裁量労働制」の名のもと、残業代がほしくてももらえない、という認識が会社員の中で一般的になりつつあるようです。

ところが、サービス残業だろうが名ばかり管理職だろうが、はたまた裁量労働制やみなし残業代が出ていようが、1日8時間、週40時間以上働いていれば、残業代は請求できる、ということをご存知でしょうか?

労働問題を専門に取り扱っている弁護士事務所では、こういった通常では残業代が出ない、と思われているケースでも、あなたの味方となって会社に残業代を請求してくれます。

ぜひ一度、異常残業に苦しんでいるならお近くの弁護士に相談してみましょう。

こちらの弁護士法人アズバーズは残業代請求を専門に行っている弁護士事務所です。

実績も豊富で、最大で1回650万円の回収実績もあるとのこと。

弁護士は費用が高くつくのでは・・・と思っている方も多いと思いますが、最初の相談費用も含め、初期費用は一切ないプランがあるので心配ご無用。

妥当な残業代を支払ってもらってない人も安心して依頼できます。

また、成功報酬についても事前に定まっていますので、あとで「え?こんなに高いの?」なんてこともありません。

もし、異常残業について会社や上司に訴えているにも関わらず何も状況が改善されないのであれば、一度相談してみてみることをおススメします。

電話またはメールで、24時間無料の相談受付をしていますので、残業でクタクタになっていても大丈夫です。

まとめ:異常残業職場はやっかいな男社会の縮図である

異常残業が起きる職場の特徴や、その弊害についてみてきました。

こうやって見てみると、異常残業というのは、オトコ社会のイヤな部分が凝縮されて出てきているような感じがしますね。

不幸にしてそんな職場に身をおいているあなたは、ぜひ一人で抱え込むことなく、身近な人や弁護士などに遠慮せず相談してみてください。

それだけで、今まで思いつかなかったような解決策が生まれたり、少なくとも金銭的な補償はされるかもしれません。

この記事が、少しでも異常残業に苦しむあなたのお役に立てば幸いです。

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