長所がない人なんて、この世にいない。自己分析して強みを探そう

男の社会では、寝てもさめても他のだれかと比べられ、来る日も来る日も競争ばかり。

なかなか、一番になんてなれないじゃないですか。

それどころか、優秀な同僚や後輩の存在を目の当たりにして、思わず心が折れそうになることも多いですよね。

あるいは、上司からやれお前はダメだなんだと、ネガティブなコメントを立て続けに浴びせられると本当に気が滅入ってきます。

そのうち、本当に、

「自分にはいいところなんてないんじゃないか・・・」
「このまま、オレは何もできずに一生終わってしまうんじゃないか・・・」
「誰も、短所だらけのオレを受け入れてくれないのではないか・・・」

と思ってしまったりしていませんか?

断言しますが、ゼッタイそんなことありません。
長所がない人なんて、この世にいないんです。

それでもまだ自分のことを信じられない人は、ぜひこの記事を終わりまで読んでみてください。きっと、あなたの素敵な長所が見つかるはずですよ!
グッドポイント

男社会での競争によくある誤解:1番じゃないとダメ、ではない!

昔、某国会議員の人が同じようなセリフを言ってましたね。

「一番じゃないとダメなんですか?」って。

これ、笑いのネタみたいになっていますが、実は日々競争に明け暮れているわれわれ男子諸君にとっては割と身につまされる話です。

たしかに、日々働いている我々にとって、必ずしもトップを取らないと自分の価値が証明できない、なんてことはないです。

そんなこと言い出したら、この世の99%の会社はつぶれていてもおかしくないわけですよね。

実際、2番手だろうが3番手だろうが、何の問題もなく営業している会社なんていっぱいありますし、成績がトップでなくてもお客さんから信頼されている営業マンだっていっぱいいます。

それに、気休めでもなんでもなく、勝ち負けの指標なんていっぱいありますし、1番の人が未来永劫1番かどうかなんてだれにもわかりません。

特に会社の出世競争なんて、マラソンみたいなものです。ちょっとあなたより早く出世した同期がいたからといって、それが一生の評価になるとは限りません。

ですから、あまりデジタルに勝ち負けを判断しないようにしましょう。

短所は長所の裏返し。どこでどうあなたの個性を発揮するかが大事!

これまた月並みな表現かもしれませんが、本当に短所と長所って紙一重です。

 

例えば、スティーブ・ジョブズは天才的なクリエイティビティを発揮し、iPhoneをはじめ次々と新たな製品を世に送り出したが、一方では絶対に人の意見をきかない頑固者として有名だったそうです。

そこまでいかなくても、たとえばあなたが仮に上司から「ミスが多い」と言われていたとしたら、それはそれだけきちんと行動できている証拠です。

あるいは、「行動が遅い!」と言われているとしたら、それはいつもじっくり最善の手段を考えている、っていうことの現れなのかもしれません。

はたまた、「横着するな!」なんて言われている人は、その実とっても「合理的」で、いつも効率よく最短ルートを考えることに長けている、とも考えられます。

 

このように、あなたが短所だと思い込んでいることって、実は少し見方を変えるだけで、他の人から見たらうらやましくてしょうがないくらいの長所に変わるのです。

 

大事なのは、そんなあなたの個性をどこでどうやって発揮するか。

もし今の職場であなたのいいところが裏目に出てしまっていたとしても、それがそのままあなたが価値のない人間であるということには絶対にならないのです。

長所を探す自己分析の方法は?

イチかゼロか、白か黒かというデジタル思考を少し脇において、自分の短所だと思っているところの見方を少し変えるだけで、あなたの長所が見つかる可能性はグッと広がります。

さらにあなたの長所を見つけやすくする方法をいくつか見てみましょう。

親しい人や同僚に訊いてみる

自分のことは自分が一番よく分かっている・・・と思いがちですが、意外と第三者から見た方が気づきが多かったりします。

とくに、日ごろあなたのことをよく見ている同僚や、家族など親しい人にズバリ

「オレの長所って何?」

と訊いてみるといいです。

これは思いもかけない結果につながりますのでおすすめです。

私自身の話で恐縮ですが、常々あまり物事を人に説明するのが上手ではないことがコンプレックスでした。

理路整然と話せる人を見ては勝手に落ち込んでいたのですが、あるとき同僚にそのことをポロっとこぼしたところ、ものすごく意外そうな顔をしてこう言われました。

「え?何言ってんの?〇〇さん(私)の話は情報量が多くて、聞いてるとこっちも賢くなった気がするよ!」

この一言を聞いて、思わず泣きそうなほど感動したことがあります。

もしかするとあなたも、自分に対するハードルを必要以上に上げてしまっているのかもしれません。

第三者の客観的な目線を借りてみると、今まで気づかなかった自分の長所が見えてくるかもしれませんよ。

自己分析ツールを使ってみる

そうは言っても、面と向かってだれかに訊くのは恥ずかしいとか、あまりに職場がギスギスしていてそんなのとてもじゃないけどムリ・・・というケースもありますよね。

そういうときは、あなたの長所を見つけてくれる自己分析ツールを使うといいですよ。

私のおすすめは以下の2つです。

 

ストレンクスファインダー

もともと、このツールは

「さあ、才能に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」

という本についてくるテストです。

 

この本を買うと、テストを行えるWebサイトへのアクセスコードがついていて、それを使ってサイトにアクセスすると、34ある資質の中から、あなたのもっとも顕著な特性を5つ抽出してくれます。

なお、この本自体も、あなたの強みを見つけ出すヒントがいっぱい詰まっていますので、テストをする前に一度読んでみることをおすすめします。

診断テスト自体は早い人なら20分、ゆっくりやっても30分くらいで終わります。

 

グッドポイント診断

こちらはリクルートが運営している転職サイト、リクナビNEXTの無料サービスです。

特に、仕事やキャリア形成という観点であなたの長所を、やはり5つ抽出してくれます。

無料なので大したことないと思ってしまいますが、これがなかなかどうして、かなり本格的。

こちらもだいたい15分ほどで終わるテストです。特に、今の職場が合わないと感じている人はこれをきっかけに新しい仕事を探してみるのもいいのではないでしょうか。

グッドポイント

まとめ:やっぱり、長所のない人なんて、絶対にいない!

競争ばかりの男社会で過ごしていると、上には上がいて終わりのない戦いに疲れ果ててしまいますよね。

それだけでなく、同じように疲れた周囲の人間から、八つ当たりめいた攻撃をされることすらあったりします。

ややもすると、必要以上に自分のことを何のとりえもない人間のように感じてしまいますが、一歩引いて考え方を変えたり、親しい人や分析ツールの力を借りれば、必ず自分にはいいところがある!ということを思い出してもらえると思います。

この記事を読んでいただいたあなたの心が少しでも軽くなれば幸いです。

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