会社に入って少し経つと、だれでも後輩を持つことになります。
自分の成長を実感できるいい機会だったりしますよね。
ところが、中にはいちいち
「なんでボクがそんなことやらないといけないんですかー?」
「こんなことやっても意味ないじゃないですかー」
などといちいちつっかかってきたりする、いわゆる「めんどくさいヤツ」が混じっていることがあります。
ある意味、本人は真剣に仕事をしているつもりなのかもしれませんが、指導するこちらはイヤになっちゃいますよね。
今回はそういった「めんどくさい後輩」の対処法をまとめて解説します。
この記事を読んでいただければ、めんどくさい後輩にストレスをためることも少なくなるだけでなく、あなた自身も「指導上手な先輩」という評価をもらえるようになりますよ。
後輩をあえておだてる
めんどくさいことばかり言う人間というのは、基本的にプライドが高いというか、我が強い傾向があります。
要は、心のどこかで常に「オレが一番!」という意識をもっているんですね。
そこを逆手にとって、うまくその後輩をおだててやる気にさせてしまいましょう。
そうすれば、少なくともしばらくの間は仕事に集中してくれるので、こちらもいちいちその後輩のしょうもないコメントに付き合う必要もなくなります。
また、めんどくさい後輩はだいたい口だけ達者なことが多いので、遅かれ早かれ何か失敗します。
それはそれで、本人にとってもいい経験でしょうし、そこでうまくあなたが助けてあげればもう文句を言わずついてくるようになりますよ。
めんどくさい後輩に対して逆に質問してみる
やたらめったら正論をふりかざしたり、議論するヒマがあったらとっとと片づけたほうが早いようなことにこだわるのがめんどくさい人の特徴です。
後輩なので、ムリヤリ力で抑えつけたくなってしまう気持ちもよくわかりますが、ヘタにそれをやってしまうとあなたがパワハラをしていると思われかねません。
それはあなたにとっても得策ではないですし、そこまでいかなくても「この先輩は指導力がない」みたいなことを周りに言いふらされた日には目もあてられません。
ではどうするか。
めんどくさいことを言ってくる後輩には、逆にこちらから質問を投げかけてみましょう。
「〇〇さん(後輩)はどう思うの?」
「〇〇さんがこの立場だったら、最初はどうする?」
と投げかけてみると、世の中正論だけでは通じないことや、自分の至らない点に気づくきっかけになることがあります。
たまにはキレてみるのも手
めんどくさい後輩の中には、明らかに人のことを小馬鹿にしている連中も一定数存在します。
そういう後輩に優しくすると、完全につけあがってますます増長しますので、早い段階で叱りつけておくのがベター。
やり方を間違えると危ないので積極的にはおススメしませんが、たまにはガツンと言ってみるのもいいかもしれません。
一点注意としては、感情に任せて「怒る」のではないということです。
人格を否定するのではなく、後輩の言動にフォーカスして、
「そういう言動は人としての礼節を欠いていて、能力以前の問題だ。どこに行っても活躍の場などもらえないから、今のうちに改めたほうがいい」
と諭すのが有効です。
迫力をもってこちらの強さを見せるコツは、
「声のトーンや話すスピード、表情などを、急にガラッと変える」ことです。
人間、予想外のことが起きるとうまく対処できません。
同じ理屈で、人をナメた後輩も、急にあなたのモードが変わるとついていけずに動揺します。
そこで一気にたたみかけましょう。
その後輩の生まれ育ちを訊いてみる
3つ目の「キレてみる」とは対極をなすアプローチで、「相手のことをとことん理解しようとしてみる」というのも有効な方法です。
いちいちつっかかってくるめんどくさい後輩は、やはり心のどこかに弱さやゆがみが生じていることが多いものです。
そういった心の「クセ」のようなものがどこからきているのか、相手の過去を訊くことで探ってみると解決の糸口がつかめるかもしれません。
おススメは、ガツンとやった直後にまたもやモードチェンジしてこの方法を使うことです。
叱られただけだと何となく後輩のほうも気分が悪いでしょうが、こうやって「オマエのことをちゃんと見ているよ」というアプローチを組み合わせることで胸襟を開いてくれることでしょう。
まとめ:めんどくさい後輩にはいろいろな方法を試そう
ちょっとしたことでいちいちめんどくさいことを言ってくる後輩にはほとほと手を焼きますね。
ただ、だからといって放置しておくと、たとえが悪いですが虫歯のようにどんどん悪化するだけです。
めんどくさい後輩の言動には根底にあるものも様々ですし、そもそも人としてどうなのか、というところもあるでしょう。
原因がひとつとは限らないので、ここに挙げた方法を複数試してみると、きっと前向きな解決が図れますよ!
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